top of page

楽器の定期的メンテナンス

執筆者の写真: Shota MizuguchiShota Mizuguchi

今回は楽器の『定期的メンテナンス』についてお話しします。


「ぜんぜん楽器の調子悪くならないんだよねー」って言葉をいろんなところでよく聞きます。要するに『楽器の調子が悪くならないから、メンテナンスに出さなくて済んでいる』ということをみなさんおっしゃってるわけです。


あとこれ以外でよく耳にする言葉として「ぜんぜん弾かずにケースにいれてしまっておいた楽器なんでメンテ出さなくても大丈夫」ってのもめちゃくちゃ聞きます。


ここからは持論ですが、、

結論から言うとギターやベースは普段弾いていても弾いていなくても定期的にメンテナンスをするべきです。


運転免許を持ってない人はピンとこないかもしれませんが、車は基本的に2年に一度規定の検査を通さなければなりません。いわゆる『車検』です。

この車検制度があるにもかかわらず、車好きな人は一年に一度はディーラーさんで全体的メンテナンスを施してもらう人もいます。


ギターやベースに関していうと、車のようにメンテしないで使用しまくると命を落とす、、みたいなことはまぁまずありませんが、後々いろんなしっぺ返しをくらいます。


①楽器が壊れて修繕不能

②手首の腱鞘炎などで演奏に支障がでる


最悪に行き着くとこんな感じです。


それぞれ下のような理由により最悪へ行き着きます。

①使用にともなうダメージの蓄積

②メンテ不足による弾きにく状態の楽器で無理して演奏する


もちろん①や②のようになるには数年かかるとは思いますが、それでも普段のメンテナンス不足の連続が引き起こす最悪な事例です。


あと、楽器を自分でメンテナンスできると勘違いしてる人も多いです。この場合は正直我々プロがいくら何を言っても無駄でしょう(笑)「いやいや、自分でメンテできるから」と聞く耳持たないだろうと思います。。


ただ、楽器を大事にする気持ちがあれば、

多少お金をかけてでもメンテナンスはきっちり定期的(竿の場合は半年〜1年に一度)に行うべきです。

これはプロだろうとアマチュアだろうと関係ない。


けど、、私から言わせれば、本気で音楽やってるならちゃんとプロに頼んでメンテナンスくらいしてもらえよって感じです(苦笑)


世の中にはびっくりする数のリペアショップがあります。ってことは、世の中には楽器のお医者さんがたくさんいるわけです。

信頼できる技術者さんを探して、自分の相棒である楽器を良い状態にするのはミュージシャンとしての義務のように私は思います。



(ちなみに、リペアショップによって料金はまちまちですが平均的な感じで

ギター1本の全体調整料金が6,000円税抜きとすると、、

1年に一度メンテした場合、1か月にかかるお金は500円になります。。

全体調整料金が10,000円税抜きだったとしても月かかるお金は850円切ります。。

これが高いと思うか安いと思うか、それはあたな次第ですが、、。)

閲覧数:35回0件のコメント

最新記事

すべて表示

レザーストラップ②

昨年末、急にベースの演奏が上達したなぁと自分で感じた時に日頃からの違和感の原因に初めて気がつきました。それが楽器を肩にさげる為に使う『ストラップ』です。 自分の体に対して楽器の位置が少し不安定だったのです。あと、楽器と体がバラバラな感じがして気持ち悪いことにも違和感でした。...

Comentários


​albatross guitar works  since 2009 / アルバトロスギターワークス

bottom of page